きっと、また逢える…
「…………」
「……あのぉ〜。」
「…ククク…アハハハハ」
「えっ!?」
「アンタ、面白過ぎ!」
「はぁっ!?」
「いくらムカついたからって、人事でソコまでキレるか?普通??」
「イヤ、あんまりにもムカついて……ってか何でアンタがキレてないん!?
笑ってんと少しは怒りぃーや!!
お前らには関係ないとかゆーたれ!!」
…ニコッ
「イヤ、もういいよ。
アンタがキレてくれたから。」
…ドキッ
「ありがと。」



………たね。……


「えっっ?」
「何?」
「イヤ、なんでもない……」
『今の何?』


「…じゃー、俺はこれで…」


…コツコツコツコツ


「あっ、あの!!」
「えっ?まだ何か??」
「あの…え〜っと……」
『どーしよ、呼び止めちゃったよ!!けど…さっき聞こえたのも気になるし…』
「あの?」
「…あの、突然ですけどこれからなんか予定あります!?」
『……唐突過ぎやっちゅーねん!!』
「はっ!?」
『めっちゃ困ってるやん…』
「別に何もないですけど…」
「エッ!?じゃ、じゃあ私これからゴハン行こうかと思ってるんですけど、一緒に行きません?」
「ハイ!?」
『うわぁ、唐突過ぎPart2やん!!普通こんな見ず知らずの人にいきなり誘われて行かんて!!』


「……それってナンパ!?」
「はぁ!?違うわ!!そーゆーんじゃなくって…」
「クスッ、いいよ!!」
「そやわな…普通行かんわな…って行くんかい!?」
「なんだよ?自分から誘っといて…冗談!?」
「冗談やナイけど…まさか行くなんて言うとは思わんくて……」
「ホント、変な女!」
「はぁ!?」
「とりあえず、行くなら行こうぜ!!俺超腹減ってんだよね!
あっ、けど俺なんかと行ってアンタ大丈夫なワケ?」
「何が?」
「アンタみたいな有名人が男とメシなんてヤバイんじゃねぇーの?」
「それは大丈夫!
私全くそーゆーネタないからノーマークだし!!
って、私のコト知ってるの?」
「知ってるも何もモデルのSAKIYAだろ?」
「そーだけど……」
「問題ないんなら、行こうぜ!!」
「あっ、うん…」


コツコツコツコツ………




これが私と悠の出会いだった。
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