僕 ✕ 私
教室に戻ると、崎原先輩の姿はなかった。

さっきまでの観客は散らばり、私と涼が入っても、さっきほどの野次馬は出来なかった。


涼「崎原先輩、、戻ったんだね」

美雨「うん。…あっ、もうすぐお昼休み終わっ   ちゃう」

涼「ホントだ。早いね。」

美雨「チョコ、貰わなかったんだね」

涼「あんなにいっぱい食べれないよ(苦笑)」


涼…ごめん、それ嫌味にしか聞こえない。


美雨「私、一回チョコに埋もれてみたいかも」

涼「えー、絶対気持ち悪いってw」

美雨「チョコ好きだもん♪」

涼「フッ…ハハハハッ」

美雨「アハハハハッ」


思わず顔を見合わせて吹き出してしまう私達。

告白したら、こんなことも無くなるかな?
< 8 / 9 >

この作品をシェア

pagetop