俺が魔法使いになるまでの日々
第二章 〔友人〕
第二章 〔友人〕


そこには思いもせぬ光景があった。


“なんでこんなに賑やかなんだ…
一番下のクラスだぞ!?
もっとこう…
どんよりした空気じゃないのかよ…”


俺は心の中でそう呟いた。


ふと前を見ると、1人の女の子がこちらに近づいて来ている事に気づいた。


『私、フレッカっていいます!
これからよろしくね。』


『よ、よろしくお願い致します!!!!』


急に声をかけられて動揺したせいか
つい、敬語になってしまった…


初日からいきなりコミュ力の低さを
お披露目してしまった俺の額には
ダラダラと緊張から来たであろう
汗が大量に流れていた。
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