俺様同居人とヒミツの関係!?
師匠は本当にカチンと来たようで、食べたお皿を乱暴に重ねている。
ちょ、昨日私には丁寧に扱えって言ってたのに!
「お皿、割れちゃう!」
「うっせ!
あ~もう、こんな奴キッチンに転がして風邪ひかせとくんだった」
「え」
その言葉で、昨日覚えた浮遊感を思い出す。
ふわっとしたあの感じ、それに、ベッドに移動した覚えのない記憶……。
「やっぱり師匠がベッドまで運んでくれたの? あ、ありがとう」
「別に。食器が片付いてたから、その返しにって思ったけど……あ、でも……結局俺が全部洗い直したんだよな、あれ」
「は?」
せ、せっかくの私の頑張りを!
無駄にしたって言うの!?