奥さんの身柄、確保!
テレビのニュースを眺めながら、彼がふと洩らした。
「奥さんは…何故今でも1人で?
失礼ですが、あなただいぶ危なっかしい。
やはり、ご主人の事を…今でも?」
蒲団を敷き終わり、リビングに戻った私は、静かに首を振った。
「ううん……私ね、彼のコト殆どなにも知らないの。このお家で過ごしたのも数えるくらい。
さっきもそう。彼がそんなに凄い刑事さんだったなんて知らなかったし、キズの手当てなんてした事なかった。
…彼はお仕事で…殆ど家に帰らなかったから。忙しくしてたのね、きっと」
「じゃあ、どうして?一花さ…奥さんならきっと相手に困らない。例えば…」
彼がキラリと微笑んだ。色っぽく目線を流す。
ドキンと鼓動が大きく響く。
伸ばされた手を危うく取りかけ、慌てて引いた。
「ち、違うんですっ」
その答えは、私の恥ずかしい秘密に直結するものだ。
しかし彼は、人懐こい笑顔のままで、躊躇う私になおも尋ねた。
「なぜ?」
「………」
見透かすような澄んだ瞳。
彼ならば、分かってくれるかもしれない。さっきみたいに私を救って…
輝く瞳の澄んだ色と、何より彼の頼もしさに、私の心はやがて溶かされた。
「奥さんは…何故今でも1人で?
失礼ですが、あなただいぶ危なっかしい。
やはり、ご主人の事を…今でも?」
蒲団を敷き終わり、リビングに戻った私は、静かに首を振った。
「ううん……私ね、彼のコト殆どなにも知らないの。このお家で過ごしたのも数えるくらい。
さっきもそう。彼がそんなに凄い刑事さんだったなんて知らなかったし、キズの手当てなんてした事なかった。
…彼はお仕事で…殆ど家に帰らなかったから。忙しくしてたのね、きっと」
「じゃあ、どうして?一花さ…奥さんならきっと相手に困らない。例えば…」
彼がキラリと微笑んだ。色っぽく目線を流す。
ドキンと鼓動が大きく響く。
伸ばされた手を危うく取りかけ、慌てて引いた。
「ち、違うんですっ」
その答えは、私の恥ずかしい秘密に直結するものだ。
しかし彼は、人懐こい笑顔のままで、躊躇う私になおも尋ねた。
「なぜ?」
「………」
見透かすような澄んだ瞳。
彼ならば、分かってくれるかもしれない。さっきみたいに私を救って…
輝く瞳の澄んだ色と、何より彼の頼もしさに、私の心はやがて溶かされた。