探偵の彼に追跡されて…
今日は沙汰郎は奥さんに話があると言ってホームに行っている。

「美野里さん、帰り送って行きますよ?」と渉が申し出てくれる。

「ありがとう。でも帰りに買い物して帰るから良いわ!ありがとう」

「じゃー僕先に帰ります。お疲れ様でーす」

美野里はお疲れ様と渉を見送る。

「さて私も帰ろう」

美野里が事務所をでて駅へ向かおうとした時女性が美野里を呼び止める。

「雉馬美野里さん?」

「はい…」

声を掛けた人は小柄で綺麗と言うより可愛らしい人。どちらかと言うと美野里と正反対の人だった。

誰?私の名前を知ってる…でも会った覚えはないと思う。

「あの…どなたでしょ?」

「私は渡瀬川聡美(わたせがわさとみ)といいます。少しお時間頂けるかしら?沙汰郎さんの事で」

沙汰郎の事?

沙汰郎の名前が出ては断ることも出来ず美野里は「分かりました」と聡美について行き近くのカフェで話をする事にした。

カフェに入ると聡美は直ぐにホットコーヒー2つと言い奥の席に向う。

この人失礼じゃないかしら?何も聞かずに勝手に頼むなんて…信じられない。

聡美は席に着くと美野里の思っている事が分かったのか

「コーヒーじゃダメだったかしら?」と聞く。

「…いいえ」

聡美はそう!と言うとタバコに火をつけ吸い始めた。

煙いし臭いんですけど…

「あの…お話は何でしょ?」

聡美は「ああ、そうね」と言うとタバコを灰皿に押し付け消しにっこり美野里に笑う。

「単刀直入に言うは沙汰郎さんと別れてくれるかしら?」

はぁ?





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