探偵の彼に追跡されて…
沙汰郎からプロポーズされてから2ヶ月。

「ねぇ美野里ちゃん結婚式はやっぱりドレス?それとも和装?美野里ちゃんならスタイル良いからドレスかな?」

「それなんですけど…」

「どうしたの?」

「沙汰郎が『女の子はジューンブライドに憧れるでしょ?』って言って来月式を上げようとか言うんですよ…」

「あら?また急ね?」

「別に私はジューンブライドに憧れてないし、そんなに急がなくてもいいと思うんですけど…」

「早く自分の側に置いておきたいんじゃないの?」

あらから私は自分のアパートに戻っている。
沙汰郎はアパートは引き払って一緒に住めば良いと言ってくれたけど仕事とプライベートをちゃんと分けたくて自分のアパートから通って来ている。
と、言っても食事は沙汰郎の部屋で一緒に食べて夜沙汰郎にアパートまで送って貰ってるから、ただ寝に帰って居るだけだけど。

「それに私、沙汰郎のお母さんにまだご挨拶もして無くて…」

「え?美野里ちゃんのご両親には所長ご挨拶に行ったのよね?」

「はい。先月初めに。沙汰郎のお父さんは亡くなられてるって聞いてるんですけどお母さんの事は何も教えてくれなくて…」

「え?まだ一度も会ってないの?」

「はい…」

「そっかーそれでは来月結婚式挙げるなんて言われても美野里ちゃんも困るわよね?」

「……幸子さんは沙汰郎のお母さんの事はご存知なんですか?」

「私も所長のご両親の事は良く知らないのよね…」

「そうですか…」

「でもよく話したほうがいいわよ?一生に一度の事だから」

「はい…そうします」




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