探偵の彼に追跡されて…
「えっ!?それホントなの!?」と優子は声を荒らげる。

美野里は頷く。

美野里は聡美に言われた事を優子に話したのだ。

「でも… 百瀬さんから聞いた訳じゃないのよね? じゃ、その女が勝手に言ってるだけかもしれないじゃない?」

「ううん… 聞いたんです。一条さんと話してるところ…一条さんが『聡美さんと婚約するのは許さない』って沙汰郎に怒って…」

「信じられない!あの百瀬さんが… でも直接聞いたんじゃないでしょ?」

「沙汰郎は何も言わないし…いつもと変わりない」

「じゃまだ百瀬さん迷ってるのかも?」

「そうかもしれない。でも…」

「でも?」

「でも…沙汰郎に辛い思いをさせたくない… だから…沙汰郎から言われるその前に自分から身を引く事にしたんです…」

「美野里ちゃん…」

「こんな事他に頼める人居なくて…」

「本当に良いの?後悔しない?」

後悔しないかって?するよ… 
するに決まってる。
でも… 沙汰郎や沙汰郎のお母さんを苦しませる方がもっと後悔する…

「お願いします」と美野里は頭を下げた。

「分かった。で、いつ?」

「明日」

「明日!?」

「はい…無理ですか?」

「私は良いけど…そんなに急ぐの?」

「ごめんなさい。でも…沙汰郎の側にいると辛いくて…決心が揺らぎそうになるから…」





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