探偵の彼に追跡されて…
沙汰郎はタクシーを止めると

「美野里早く乗って!俺我慢できない」

「私も」

「じゃ、タクシーの中でする?」と沙汰郎はニヤっと笑う。

「もう…お馬鹿!」

私達は沙汰郎の部屋に着くと雪崩れ込むように玄関に入り互いに服を脱がし合い求め合う。
何度も何度も…
止める事を知らない様に…

沙汰郎…愛してる…
この先もずっと愛してる。
あなたが誰と一緒になろうと恨んだりしないから…
あなたは幸せになってね?
私を愛してくれてありがとう。

私は沙汰郎の腕の中で眠りについた。



目を覚ますと沙汰郎と目が合った。

「いつから起きてたの?」

私達は朝方まで愛し合っていた。

「ん?ずーと起きてた。昨夜の美野里すごく良かったから寝れなかった」

「恥ずかしい…」

「もう一度、乱れる美野里が見たい」

と、言って沙汰郎は美野里に覆いかぶさる。

「あのね?沙汰郎、私の事一目惚れだったって言ったでしょ?実は私も沙汰郎を初めて見た時素敵な人だなって見惚れたんだよ?でも…左手の指輪が目に入って、ああこの人は既婚者かってがっかりした」

沙汰郎は今だにその指輪をしている。

沙汰郎は美野里の話を聞きながら「美野里愛してる」と愛撫を続ける。

「その指輪って忘れられない人から貰った物?だからまだ…」

「えっ?違う!!」

沙汰郎は愛撫の手を止める。

「これは外れなくなったって言ったろ?」

「うん!聞いた。でも、男の人が自分でそんな指輪を嵌めたりしないでしょ?」

「それは…」

「付き合っていた人と一緒に嵌めたんだよね?」

「美野里?なにが言いたい?」

「まだ…好きなんじゃないの?その人の事」

「美野里!何言い出すんだおかしいぞ?」

「ごめん… 私、昨日のお酒が残ってるのかな?」

「美野里」

時計を見ると10時を回っていた。

「お腹空いたね?あっキュルルのケーキ食べたい。買って来てくれる?私コーヒー淹れとくから」

「分かった。いちごのショートケーキだな?買ってくるよ」

「リボンも忘れないでよ?」

「ああ、分かってる」と沙汰郎は出かけて行った。





< 115 / 152 >

この作品をシェア

pagetop