探偵の彼に追跡されて…
お月見から1週間経って園長先生から子供達の受け入れ先が決まったと聞かされた。

「じゃ子供達は皆んな一緒なんですか?」

「はい。この園をそのまま買って下さる事になりました。だから子供達も皆んな今まで通り一緒に居られます」

良かった… 

私は目頭が熱くなり頬を温かい物が伝うのが分かった。

そして郁子先生も結先生も涙を流して良かったと喜んでいる。

そうですよね?
郁子先生は仕方がないと冷静に言っていても皆んなを一緒に居させてあげたいと思う気持ちは郁子先生も結先生も皆んな一緒なんですよね?

本当に良かった。

「それで先方の要望で郁子先生や結先生には今まで通りここで働いて欲しいと言う事なんです」

「はい、私は喜んで働かせて頂きます」

「私も喜んで」

と、郁子先生と結先生は返事をする。

「美野里先生の事も頼んで見たんだがね…どうしても受け入れてくれなくて…」

と、園長先生は申し訳無いと頭を下げて下さった。

「園長先生頭を上げて下さい。私は大丈夫です。子供達が離れ離れにならなかったそれだけで、私はそれだけで嬉しいですから」と私は微笑んだ。

「美野里先生…」

郁子先生と結先生が心配そうな顔をする。

「私は大丈夫です。そんなに心配しないで下さい。いざとなったら両親に頼りますから」

「そうね?ご両親の元に帰るのが良いかもしれないわ」

そのほうが楽できますよね?と私は舌を出して笑って見せた。





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