探偵の彼に追跡されて…
所長は「あっ鍵!?」と言ってリビングに鍵を取りに行っていた。

大人しくと言われて着てしまった所長のジャケットからはほんのり香る甘い香り。普段の所長からは香らない。

多分オフの時だけコロンか何かをつけているのだろう。今日の所長からも微かに香ったから。

この香り好きだなぁ所長何つけてるのかなぁ?
ひょっとして奥さんの好きな香りかな…

自分の体を両手でぎゅっと抱きしめるとまるで所長に抱かれてるみたい。

…やばい!私ってばエロすぎない?

こんなんで所長を諦められるのかな…
いや、諦めなきゃいけないけど…

けど…忘れられないよね…

昨夜…そして今朝の所長の肌の温もりを思い出してしまう。

あーダメダメ!

そんな頭を中を振り払う様に頭を思っ切り振る。

あーフラフラする。頭振りすぎたかな?

「美野里ちゃん? どうしたの? 寒いの?」

リビングに鍵を取りに行っていた所長が戻って来た。

「え、あっいえ…えーさっ寒くないですよ。トレナーの上からなんで腕が動かしにくいかなぁって動かして見てただけです」とわざとらしく腕を回してみる。

「なんだそうか?」

体を抱きしめてるところを見られていた様だ。

まさか見られていたとは思わなかったから焦ってキョドってしまう。

あー恥ずかしい…





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