探偵の彼に追跡されて…
「美野里は綺麗でスタイルも良くて、人への気遣いも出来る優しい娘でちょっと勘違いしやすい所あるけどいつも俺を叱ってくれる美野里が好きだよ」

「沙汰郎…」

「あっ俺ってドMか?」と沙汰郎は笑う。

「沙汰郎、私も好きだよ」

「じゃこれ一生嵌めててくれる?」

沙汰郎は美野里の左手薬指に小さく光る印を付けてくれた。

「沙汰郎?これって…」

「勿論、婚約指輪だよ!でもこれは安物だから取り敢えずね!ちゃんとした物は笹木さんに頼んであるから」

「沙汰郎ありがとう。私、これで充分だよ」

美野里は自分の左手薬指を嬉しそうに見つめていると急にドアが開き「「おめでとう」」と幸子と渉が入って来た。

えっ?幸子さん渉君…

美野里は慌てて沙汰郎の膝の上から降りようとしたけど沙汰郎は美野里の腰を抱き離れさせてはくれなかった。

「ちょっちょっと離して!恥ずかしいって」

「美野里?さっき所長って言っただろ?」

「は?」

「惚けてもダメ!所長って言ったらキスて約束しただろ?」

いや…勝手に沙汰郎が言ってるだけで私は約束した覚えありませんけど?

「あー美野里さん言った言った!向こうでも話してる時所長って言ってました」

「わっ渉君!もう…あのですね?ここは仕事場ですからね?仕事とプライベートの区別はつけないとね!?」

「え?でも美野里さん、今、所長の膝の上で愛を囁いてましたよね?」

「………」ああ…恥ずかしい…どっから聞いてたのよ…

「はい!美野里」と沙汰郎は顎を上げキスを要求する。

もう…

美野里はチュッと音を立てる軽いキスをする。
しかし沙汰郎は愛を感じないと言う。

もう…こうなったやけくそだわ!

美野里は沙汰郎の首に腕を回し唇と唇を重ねる。
沙汰郎は右手で幸子と渉に部屋から出て行けと合図をすると美野里と深いキスをした。





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