戦国ゴーストと妖退治


「はせちゃんただいまっ!」



私は集合場所で待機していたはせちゃんに声をかけると急いでバスに乗り込む。




「おい!写真確認してからだ、おい!」



はせちゃんの声を背中に聞きながらも無視して席に座る。
でも、私たちは1班だし、出発するにはまだ時間がかかる。

大丈夫だよね。
ああいうのって、その場を離れられないとかじゃないの?
ほら、地縛霊とか、そんな感じで。




「すず、どうしたの?写真のオッケー出たよ」




やよいが私の隣に座る。
そのやよいの後ろをついてきたのは。




「奇妙な箱だなぁ」




きょろきょろと辺りを見渡しながら歩いてくるさっきの男。
なに普通についてきてるわけ!?
ていうか、なんかフランクだし。
最初見た時、人でも殺しそうな雰囲気だったのに。




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