戦国ゴーストと妖退治
第3章

覚醒



夏休みです。
なんとか期末テストという大きな山を乗り越えて、いざ!!



「あつーいー」




暑くて、さっそくぐだっている夏休み。
扇風機の風に髪を靡かせながら自分の部屋でゴロゴロしている真昼間。



「おい、朝からずっとこの部屋の中でごろごろとしているが、今日は学校とやらはどうした」

「夏休みなんですー」

「なつやすみ?」

「学校に行かない長いお休みの日ってことです」

「休みだからと言って、一日中部屋でごろごろと怠けていてどうするのだ」




信長さまが、お母さんみたいな事言いだしたんですけど。
煩いなぁ・・・。


連日連夜信長さまのわがままに付き合ってあげている私をありがたいと思ってほしいものだわ。
怖い思いをしながら付き添ってあげてるんだから。



まぁ、でも。
確かに。


せっかくの夏休み。
遊ばなきゃもったいないわよね。



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