夜まで待てない



「気持いいな?俺は運転だから飲まなかったけど優子は少しは飲んだから酔いも冷めるだろ?」


「そうだね!」


さっき鬼プヨとあった時に酔なんて一瞬で冷めちゃったけどね。


「そう言えば鬼部長だっけ?あの人と少し話したぞ!」


「えっ?」


いつの間に話したの?
さっき鬼プヨに会った時にそんな事、言ってなかったけど。


「同窓会の日、鬼部長と飲んで飲み過ぎて俺の愚痴を言ってたらしいな?」


「そ、それは…」


何でそんな事まで話しちゃうの?
鬼プヨめ…


「だけどさ、鬼部長っていい人だな?
会社では怖いかもしれないけどさ、本当は優しい人なんだと思う。
泣いてた優子を見たけど、大切なら泣かすんじゃなく笑顔にしてやってくれって言ってた。
飲んだ時に話を聞いたからには部下が悲しむのは見たくないんだってさ!いい上司じゃないか!」


そんな事を言ったんだ…。



「なぁ優子、小さい頃に結婚しようって約束したの覚えてるか?」


「えっと…羽月と付き合う少し前に思い出した。」


「酷いな?俺はずっと覚えてたし必ず約束を果たすんだって思ってたのに悲しいな…」


切なそうに言われて私は何も言えなかった。




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