ティアラ
どうして泣きそうになってるんだろう、あたし……。

深町が嫌そうな顔をしてるからかな?

静かな夜に流れる沈黙は、心を不安にさせていく。

こんなに叫んでいるのに、深町は何も言ってくれない。

「やめたりしないんだから!!」

何か言ってほしくて、深町の声が聞きたくて……。

あたしは涙目になりながら、何度も同じ言葉を繰り返す。

広々とした駐車場に響くのは、遠くで走っている車の音と、TAMAKIから出てきた客の笑い声だけ。
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