ティアラ
気まずくて、うつむいてしまった。
目を離したら、もう帰られてしまうかもしれないのに。
真っ直ぐ、深町の顔を見ることができなかった。
「ピンクのストラップ、まだ取れてないんだろ?」
突然、返ってきた台詞。
久々に聞く彼の声には、前のような冷たさは入っていない。
すぐに返事ができなかった。
「……俺、腹が減ってんだ。付き合えよ」
変わらない態度。
言葉は素っ気ないものなのに、なぜか嬉しくて。
無視されるんじゃないかって思っていただけに、泣きそうになった。
目を離したら、もう帰られてしまうかもしれないのに。
真っ直ぐ、深町の顔を見ることができなかった。
「ピンクのストラップ、まだ取れてないんだろ?」
突然、返ってきた台詞。
久々に聞く彼の声には、前のような冷たさは入っていない。
すぐに返事ができなかった。
「……俺、腹が減ってんだ。付き合えよ」
変わらない態度。
言葉は素っ気ないものなのに、なぜか嬉しくて。
無視されるんじゃないかって思っていただけに、泣きそうになった。