第二部 母と妻と女の狭間で・・・ 留学時代編
けだるい体を、無理やり起こして、玄関
を開けると、ドカドカと寧子が入ってきた。
「ほら、さっさと支度して、午後からの授業
出るよ!」
こうなると寧子は、止まらないから、私も
観念してゆっくりと支度を始めた。
私が支度をしている間に、寧子はキッチン
で、何かやっていた。
やっと、支度が終わってアパートを出る
時、寧子が「はい」って言いながらサンド
イッチを渡してくれた。
「なに、どうしたの?」
「あんたが支度してる間に、作ったの。
お昼は食べるでしょ?」
このへんが、やっぱり寧子だ。
「ありがとー、さすが寧子だね」
「それよりあんた、いつも朝ご飯ぐらい作
ってるんでしょうね?」
「うっ」
それを言われると返事ができない。
私はそのまま黙ってると、
「ちょっと、作ってないの?
今まで何回ぐらい作ったの?」
「うー、ない」
「『ない』って、どういうこと?
ゼロって事?」
「そー」
「はー、なにそれ?Ashはお母さんじゃ
ないんだから、おんぶに抱っこじゃダメで
しょ?」
「う、うん」
「じゃあ、お金はどうしてんの?
全部半分こしてんでしょうね?」
「え!そ、それはー」
「えー、なに、お金もぜんぶAsh持ち?」
「そう」
「あんたねー、それって、かっんぜんに居候
でしょ?
私はねー、あんたのそういう所は、納得
出来ないんだよ!
何かひとつくらいはしっかりしなさいよ
ね!」
を開けると、ドカドカと寧子が入ってきた。
「ほら、さっさと支度して、午後からの授業
出るよ!」
こうなると寧子は、止まらないから、私も
観念してゆっくりと支度を始めた。
私が支度をしている間に、寧子はキッチン
で、何かやっていた。
やっと、支度が終わってアパートを出る
時、寧子が「はい」って言いながらサンド
イッチを渡してくれた。
「なに、どうしたの?」
「あんたが支度してる間に、作ったの。
お昼は食べるでしょ?」
このへんが、やっぱり寧子だ。
「ありがとー、さすが寧子だね」
「それよりあんた、いつも朝ご飯ぐらい作
ってるんでしょうね?」
「うっ」
それを言われると返事ができない。
私はそのまま黙ってると、
「ちょっと、作ってないの?
今まで何回ぐらい作ったの?」
「うー、ない」
「『ない』って、どういうこと?
ゼロって事?」
「そー」
「はー、なにそれ?Ashはお母さんじゃ
ないんだから、おんぶに抱っこじゃダメで
しょ?」
「う、うん」
「じゃあ、お金はどうしてんの?
全部半分こしてんでしょうね?」
「え!そ、それはー」
「えー、なに、お金もぜんぶAsh持ち?」
「そう」
「あんたねー、それって、かっんぜんに居候
でしょ?
私はねー、あんたのそういう所は、納得
出来ないんだよ!
何かひとつくらいはしっかりしなさいよ
ね!」