君がいない明日。

遥乃side

転校を親に言われた時

ただ、がむしゃらにいやだと

叫んだ。

でも、決められてしまったことからは

逃げられなくてただ、部屋で1人

泣いていた。



「私がいなくなったら、花音は....」


学級委員長になり、花音に伝えた。
やっぱり。想像していたとおり泣いていた。


そのあとも、花音はたくさん考えて、
たくさんなやんで
私に言ったのだ。

寂しい、悲しいと。

言われなくたって花音が私がいなくて
寂しいなんて知ってる。

でも、面と向かって泣きながら
笑って言われるほど嬉しいことはなくって。


ただ、ありがとうって涙が
こぼれたの。


「そうだっ、お別れ会しよう!」

「お別れ会?」

「うん!会うたび久しぶり会とかやる!」

「バカだな」

「えっ!」

「バカね」

「えぇっ!?」

「うそ、ありがとうやろうね」

うん!という言葉が出ないのか
花音は大きく頷いた。


(今日、お別れ会だっ!)





それは突然おこった。




お母さんとお父さんにの車で
花音の家に送ってもらう時だった。




お母さんとお父さんは私をみて
こう言った。











「ごめん」










「遅かった」


























「え.........」















その瞬間体に大きな衝撃がきた。



事故だとさとった。






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