君がいない明日。
人の心って言うのはわからないもので

考えてもコロコロ変わって

たどり着いた答えが一1番に正しくて

ずっとそれが正しいとは言いきれないこと。


ただ、分かるのは好き。


1度好きになるとかんたには揺らがない。

強いものがそこにある。


(........言っちゃった!どーしよ!)

空はびっくりしていた。

少し立ち口を開けた。

「すごいな」

優しく微笑んでなんか悲しそうな顔をしていた。

「そら?」

「だってさ、そんなことがあったら人間恐怖症とかフツーなるほと思う。確かに友達はいない、俺だけ。でもこーやって人を好きになって告白してる」





空の手が近づいてくる。

(なにっ!?)



ぎゅっ。



え、気づいたら私は空に抱きしめられていた。



「真っ直ぐで綺麗で弱くて儚すぎるよ」

「そ、そらっどーしたのっ」




「見てたい。花音のこと」











これってもう好き、だよね。








「....そらっんっ」


顔を赤くしていた私が空を見ようとすると
口をふさがれた。口によって。



(キス.....)


鼓動、うるさいっ。うるさいよ。




両思い、なんだ。
うれしい。




「いきなり、ごめん」

私は首をふった。

「う、うれしいよ!両思いだってすごく」

「ありがとう」








大好きだから、

いなくならないでね。



もうだれも失いたくないの。

< 13 / 14 >

この作品をシェア

pagetop