緋色の涙


そんな事を考えながら、私は海にたどり着いた。


死ぬ為に。


事故や自殺は迷惑が掛かる。


だから、誰も見付けない所で死にたいって思ってた。


真冬の海の中に進んで行く私。


やっと…。死ねる。


そんな時…。声が聞こえた。












「死ぬな」






って言う声が…。
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