次期社長の甘い求婚
想いが溢れて止まらず、気づけば自分でも驚く大胆な行動に出てしまう。
「私にとって神さんは、王道ヒーローですから」
「――え」
恥ずかしいセリフと共に駆け寄り、そっと握ったのは神さんの大きな手。
途端、神さんはびっくりし立ち止まってしまうと、穴が開くんじゃないかってほど私をガン見してきた。
本当に自分が一番驚いている。
神さん以上に私の方が。
それでも伝えたかったの。
小さく深呼吸をし顔を上げ、瞬きもせずに私を見る神さんの瞳に自分を映した。
「あの日……私が辛いとき現れてくれた神さんは、間違いなく私にとって王道ヒーローでした。神さんが甘えていいって言ってくれたじゃないですか。あの言葉に私、どれだけ救われたか……。それに神さんのことを、悪く言う社員ばかりじゃないですよ? 神さんが努力していること、ちゃんと分かっている社員だって沢山いますから」
「美月……」
亜紀もそのひとりだ。
他にもたくさんいるよ、絶対に。
「私にとって神さんは、王道ヒーローですから」
「――え」
恥ずかしいセリフと共に駆け寄り、そっと握ったのは神さんの大きな手。
途端、神さんはびっくりし立ち止まってしまうと、穴が開くんじゃないかってほど私をガン見してきた。
本当に自分が一番驚いている。
神さん以上に私の方が。
それでも伝えたかったの。
小さく深呼吸をし顔を上げ、瞬きもせずに私を見る神さんの瞳に自分を映した。
「あの日……私が辛いとき現れてくれた神さんは、間違いなく私にとって王道ヒーローでした。神さんが甘えていいって言ってくれたじゃないですか。あの言葉に私、どれだけ救われたか……。それに神さんのことを、悪く言う社員ばかりじゃないですよ? 神さんが努力していること、ちゃんと分かっている社員だって沢山いますから」
「美月……」
亜紀もそのひとりだ。
他にもたくさんいるよ、絶対に。