次期社長の甘い求婚
「そんなわけでして、引き継ぎを急ピッチでやらせてもらいたいと思います。……最後の最後まで、迷惑かける形で退職することになってしまい申し訳ありませんが、残り少ない勤務は精一杯頑張るので、最後の日までよろしくお願いします」
再度深々と頭を下げる鈴木主任に、同僚達は戸惑いを隠せない。
「えっと……あれだ、みんなも驚いたと思うが、鈴木主任自身が悩んで決めたことだ。全員でしっかり送り出してやろう」
微妙なオフィスの雰囲気を打破するように課長は、いつもよりワントーン高い声を張り上げた。
「今日も一日頑張ろう」
課長の空回り感が否めないけれど、それを合図にみんな自分のデスクへと戻っていく。
それでもオフィス内の騒つきは、なかなか収まることはなかった。
私も自分の席に戻りパソコンを起動させるも、とてもじゃないけれど今から仕事をするって気持ちに、なかなか持っていけない。
さっきの鈴木主任の話が、頭の中を駆け巡っていた。
あまりにも突然すぎるよ。
退職も結婚がナシになってしまったことも。
再度深々と頭を下げる鈴木主任に、同僚達は戸惑いを隠せない。
「えっと……あれだ、みんなも驚いたと思うが、鈴木主任自身が悩んで決めたことだ。全員でしっかり送り出してやろう」
微妙なオフィスの雰囲気を打破するように課長は、いつもよりワントーン高い声を張り上げた。
「今日も一日頑張ろう」
課長の空回り感が否めないけれど、それを合図にみんな自分のデスクへと戻っていく。
それでもオフィス内の騒つきは、なかなか収まることはなかった。
私も自分の席に戻りパソコンを起動させるも、とてもじゃないけれど今から仕事をするって気持ちに、なかなか持っていけない。
さっきの鈴木主任の話が、頭の中を駆け巡っていた。
あまりにも突然すぎるよ。
退職も結婚がナシになってしまったことも。