次期社長の甘い求婚
「ふたりで相談して悩んで出した答えだから、後悔はしていないよ。俺と一緒になって彼女に後悔させたくなかったし、幸せになってほしかったから。……まぁ、正直に言っちゃうと彼女を幸せにするのは、俺でありたかったけどね」
力なく笑う姿に痛いほど伝わってくる。鈴木主任の気持ちが。
かける言葉が見つからずにいると、鈴木主任は囁くように言った。
「もう決めたことだから、後悔せずに前に進むよ。両親のことも上京してきたときから、ずっと気に病んでいたんだ。ふたりは俺の好きな道を進めって言ってくれたけど、きっと本音は家業を継いでほしいと思っていただろうから。今まで好きにさせてもらった分、親孝行しないと」
「ね?」そう言って微笑む姿に顔が強張ってしまう。
仕方ないことだってちゃんと理解できているのに、やるせない気持ちでいっぱいになってしまうのは、なぜだろうか。
こんなに心に引っかかってしまうのは、なぜ――?
「っと、ごめん! 昼休みだいぶ過ぎちゃったね。残りの引き継ぎはまた午後からにしよう」
「あっ、はい」
力なく笑う姿に痛いほど伝わってくる。鈴木主任の気持ちが。
かける言葉が見つからずにいると、鈴木主任は囁くように言った。
「もう決めたことだから、後悔せずに前に進むよ。両親のことも上京してきたときから、ずっと気に病んでいたんだ。ふたりは俺の好きな道を進めって言ってくれたけど、きっと本音は家業を継いでほしいと思っていただろうから。今まで好きにさせてもらった分、親孝行しないと」
「ね?」そう言って微笑む姿に顔が強張ってしまう。
仕方ないことだってちゃんと理解できているのに、やるせない気持ちでいっぱいになってしまうのは、なぜだろうか。
こんなに心に引っかかってしまうのは、なぜ――?
「っと、ごめん! 昼休みだいぶ過ぎちゃったね。残りの引き継ぎはまた午後からにしよう」
「あっ、はい」