次期社長の甘い求婚
アタフタしてしまう中、私の一歩前で立ち止まるとにこやかな笑顔を向けられた。
「初めまして、会えて光栄です」
「あっ、初めまして! 小野寺美月と申します!!」
慌てて頭を下げるとすぐに「頭を上げて」と優しい声色が降ってくる。
言われるがまま顔を上がれば、社長と目が合う。
初めて至近距離で見る社長の顔は、どこか神さんの面影を感じてしまう。
あぁ、やっぱり神さんのお父さんなんだなって実感させられてしまった。
「どうぞこちらへ」
「失礼します」
促されるがまま社長室の中へ足を進めるも、真ん中にある応接用のソファーに座る人物を視界が捉えた瞬間、足が止まってしまった。
え……誰――?
四十代後半くらいのスーツ姿の男性は、躊躇いがちにゆっくり立ち上がった。
そして私の様子を窺うように見つめてくる。
えっと……うちの会社にいる役員さん? だったら顔を覚えているはず。
社長室にいるのは、神さんのお父さんだけだと思っていたのに、見知らぬ男性がいて戸惑いを隠せない。
「初めまして、会えて光栄です」
「あっ、初めまして! 小野寺美月と申します!!」
慌てて頭を下げるとすぐに「頭を上げて」と優しい声色が降ってくる。
言われるがまま顔を上がれば、社長と目が合う。
初めて至近距離で見る社長の顔は、どこか神さんの面影を感じてしまう。
あぁ、やっぱり神さんのお父さんなんだなって実感させられてしまった。
「どうぞこちらへ」
「失礼します」
促されるがまま社長室の中へ足を進めるも、真ん中にある応接用のソファーに座る人物を視界が捉えた瞬間、足が止まってしまった。
え……誰――?
四十代後半くらいのスーツ姿の男性は、躊躇いがちにゆっくり立ち上がった。
そして私の様子を窺うように見つめてくる。
えっと……うちの会社にいる役員さん? だったら顔を覚えているはず。
社長室にいるのは、神さんのお父さんだけだと思っていたのに、見知らぬ男性がいて戸惑いを隠せない。