次期社長の甘い求婚
真剣に言ってくれているお父さんには申し訳ないけれど、笑ってしまった。
「もー、お父さんってば。私のこと何歳の娘だと思っているの? もう二十六歳だよ? 四捨五入したら三十歳だし。……大丈夫だから、そんなに心配しないで」
安心させたくて明るく笑って伝えるも、お父さんは顔を渋めたまま。
「悪いが親にとって、いくつになっても子供は子供のままなんだ。……心配くらいさせてくれ」
「お父さん……」
「美月……今、お前は幸せか?」
なんの前触れもなく戸惑いがちに掛けられた言葉――。
今の私は幸せ……?
自分に問い掛けてもすぐには答えが出ない。けれどこれだけは言える。
「幸せだよ。こうやって私のことを心配してくれるお父さんがいるから。……いつも忙しい中会いに来てくれて本当にありがとう」
これだけは胸を張って言える。
お父さんがそばにいてくれて、私は幸せだって。
「美月……」
ちょっとしたことで今も目を潤ませちゃっている、涙脆いお父さんが好きだ。
「もー、お父さんってば。私のこと何歳の娘だと思っているの? もう二十六歳だよ? 四捨五入したら三十歳だし。……大丈夫だから、そんなに心配しないで」
安心させたくて明るく笑って伝えるも、お父さんは顔を渋めたまま。
「悪いが親にとって、いくつになっても子供は子供のままなんだ。……心配くらいさせてくれ」
「お父さん……」
「美月……今、お前は幸せか?」
なんの前触れもなく戸惑いがちに掛けられた言葉――。
今の私は幸せ……?
自分に問い掛けてもすぐには答えが出ない。けれどこれだけは言える。
「幸せだよ。こうやって私のことを心配してくれるお父さんがいるから。……いつも忙しい中会いに来てくれて本当にありがとう」
これだけは胸を張って言える。
お父さんがそばにいてくれて、私は幸せだって。
「美月……」
ちょっとしたことで今も目を潤ませちゃっている、涙脆いお父さんが好きだ。