次期社長の甘い求婚
「ほら、ありがた~いお灸を添えてあげたんだから、さっさと食べちゃいなさいよ。でないと昼休み終わっちゃうからね」
「無理、食欲失せた」
「あっそ。じゃあこれもーらい!」
子供みたいに私のプレートに残っていたエビフライをフォークで刺し、ひょいと口に運ぶ様子を恨めしく睨んでしまう。
そりゃ亜紀は言いたいこと全て言えて、すっきりしたでしょうね。
全部正しいことだった。
亜紀の言葉に、間違ったことなどなにひとつなかった。
けれどそれを言われたこっちは、食欲が失せるどころか、午後の勤務にも影響しかねないほど落ち込まされたっていうのに。
呑気にバクバクと食べ進める亜紀に、重い溜息が漏れてしまう。
でも亜紀の言葉、正直ガツンときた。
亜紀の言う通り私、神さんのこと見た目と偏見だけで判断していたから。
それなのに亜紀は、なにも言わない私にふて腐れていると思ったのか、さらに追い詰めるようなことを言ってきた。
「これを機会に自分の恋愛観を見直すことね。もう耳にタコができるほど言っているけど、あの冴えない眼鏡だけはやめておいた方がぜーったいにいいからね。恭様に恋愛の手ほどきでもしてもらいなさい」
「無理、食欲失せた」
「あっそ。じゃあこれもーらい!」
子供みたいに私のプレートに残っていたエビフライをフォークで刺し、ひょいと口に運ぶ様子を恨めしく睨んでしまう。
そりゃ亜紀は言いたいこと全て言えて、すっきりしたでしょうね。
全部正しいことだった。
亜紀の言葉に、間違ったことなどなにひとつなかった。
けれどそれを言われたこっちは、食欲が失せるどころか、午後の勤務にも影響しかねないほど落ち込まされたっていうのに。
呑気にバクバクと食べ進める亜紀に、重い溜息が漏れてしまう。
でも亜紀の言葉、正直ガツンときた。
亜紀の言う通り私、神さんのこと見た目と偏見だけで判断していたから。
それなのに亜紀は、なにも言わない私にふて腐れていると思ったのか、さらに追い詰めるようなことを言ってきた。
「これを機会に自分の恋愛観を見直すことね。もう耳にタコができるほど言っているけど、あの冴えない眼鏡だけはやめておいた方がぜーったいにいいからね。恭様に恋愛の手ほどきでもしてもらいなさい」