私と彼をつなぐもの。
「あぁ?ごみ男だぁ?」


この後ろ姿間違いないっ!


「あのっ!あなた、向かいのマンションに住んでますよねっ!?」


振り返ったごみ男に私は詰め寄る。



「………なにあんた。ストーカー?」



ごみ男は怪訝そうな顔をして一歩後ろに下がり私との距離をとる。



「違いますっ!私もあのマンションの住民ですっ!」


ごみ男はまだ私の事を警戒している様子で、私の事を頭から爪先までじろじろと見る。


「あのっ!今日もですけど、いつも可燃ごみ、決められた曜日以外に出してますよね!?しかもネットもかけてないですよね!?っていうか、分別もしてないですよね!?」


私は興奮しながらどんどん、ごみ男との間合いを詰める。



「……やっぱりストーカー。」


「だから、違いますって!私、ごみ置き場の隣の部屋なんです。あなたがルールを守らないから迷惑してるんです。」


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