フェルラリア魔法学園
プロローグ
「………っしょっと。ふぅ…疲れた。これで終わりかな?」
見回すと、部屋にはたくさん積まれた段ボール。
まだまだやる事はたくさんあるけど、とりあえず今日は荷物を全部運び込めたし、これでいいだろう。
でも………
「……なんでこんな事になってるんだっけ?」
引っ越しの作業をしていた少女は、手を止めて、少し前の事を思い出していた。