フェルラリア魔法学園
「……少しだけなら、覚えてるよ。」

父の口から出た言葉は、私の予想の斜め上をいったので、少し返答に遅れた。
父は、あまり母の話をしなかったのだ。

そして、少し考えたように俯いていた父が顔を上げて告げた。


「実は…実はな

お前の母さんは【魔女】だったんだ」

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