毒舌王子に誘惑されて
「というより、あの相手の子、若過ぎないですかね? どう見ても成人はしてないっつーか、下手したら高校生くらいじゃないかなぁ・・」
冷静な葉月君の指摘に、私もまじまじと女の子の顔を確認する。
そう言われると、大人っぽい服装のわりにはあどけない顔立ちをしているように見えてくる。
「たしかに・・もし未成年だとしたら、不倫より大問題よね!?」
「そりゃね・・所詮は民事の不倫と違って、淫行はれっきとした犯罪ですから」
「だよね。当然、政治家としては致命傷・・」
呟いた自分の言葉に、思わず武者震いする。
現職大臣の淫行。もし事実だったら、すごいニュースだ。
とにかく、まずは証拠を残さなきゃ。
私達は添田と若い女の子のツーショットを何枚かカメラにおさめた。
ありがたい事に、添田は私達の存在など気がつきもせずに、腕を絡めたり別れの抱擁を交わしたりしてくれたので、週刊誌的にはおいしい写真を残すことが出来た。
葉月君はすぐに編集長に連絡を取って、添田の身辺調査を頼んだ。
手の空いてる部員が早速動き出しているはず。
その後しばらくして、当初の目的だった大井アナが出てきたけれど、京堂は一緒ではなかった。 別々の出口から出たのだろう。
「現職の大臣より女子アナの方が危機管理がしっかりしてたってこと?」
「いやいや、危機管理がしっかりしてる人はそもそも不倫しませんって・・」
「そっか、たしかに」
思いがけない特大スクープに遭遇して興奮し過ぎたせいか、何だかどっと疲れが出た。
それは葉月君も同じだったようで、隣でぐったりとうな垂れていた。
「疲れちゃったね」
私がぽつりとそう呟くと、葉月君はぱっと勢いよく顔をあげて、こちらを見る。
私を見る目つきが何故か険しい。
「こういう場所でそういうセリフは、男を勘違いさせますよ」
「へ??」
葉月君はホテルの看板を指差す。
「ご休憩。 誘われてんのかと思いました」
「な・・ち、違う、違うよ。そんな意味じゃーー」
「わかってます。一瞬でも、どきっとした自分に呆れてるんです」
葉月君は本当に自己嫌悪に陥ってるようで、頭を抱えて、はぁーと大きな溜息をついた。
冷静な葉月君の指摘に、私もまじまじと女の子の顔を確認する。
そう言われると、大人っぽい服装のわりにはあどけない顔立ちをしているように見えてくる。
「たしかに・・もし未成年だとしたら、不倫より大問題よね!?」
「そりゃね・・所詮は民事の不倫と違って、淫行はれっきとした犯罪ですから」
「だよね。当然、政治家としては致命傷・・」
呟いた自分の言葉に、思わず武者震いする。
現職大臣の淫行。もし事実だったら、すごいニュースだ。
とにかく、まずは証拠を残さなきゃ。
私達は添田と若い女の子のツーショットを何枚かカメラにおさめた。
ありがたい事に、添田は私達の存在など気がつきもせずに、腕を絡めたり別れの抱擁を交わしたりしてくれたので、週刊誌的にはおいしい写真を残すことが出来た。
葉月君はすぐに編集長に連絡を取って、添田の身辺調査を頼んだ。
手の空いてる部員が早速動き出しているはず。
その後しばらくして、当初の目的だった大井アナが出てきたけれど、京堂は一緒ではなかった。 別々の出口から出たのだろう。
「現職の大臣より女子アナの方が危機管理がしっかりしてたってこと?」
「いやいや、危機管理がしっかりしてる人はそもそも不倫しませんって・・」
「そっか、たしかに」
思いがけない特大スクープに遭遇して興奮し過ぎたせいか、何だかどっと疲れが出た。
それは葉月君も同じだったようで、隣でぐったりとうな垂れていた。
「疲れちゃったね」
私がぽつりとそう呟くと、葉月君はぱっと勢いよく顔をあげて、こちらを見る。
私を見る目つきが何故か険しい。
「こういう場所でそういうセリフは、男を勘違いさせますよ」
「へ??」
葉月君はホテルの看板を指差す。
「ご休憩。 誘われてんのかと思いました」
「な・・ち、違う、違うよ。そんな意味じゃーー」
「わかってます。一瞬でも、どきっとした自分に呆れてるんです」
葉月君は本当に自己嫌悪に陥ってるようで、頭を抱えて、はぁーと大きな溜息をついた。