毒舌王子に誘惑されて
編集部で集まっての飲み会なんて、仕事柄なかなか開催できないこともあって、みんな大いに浮かれていた。
お酒はビールから焼酎にかわり、酔っ払いがどんどん増えていった。
日頃の疲れがたたって、眠りこけてる人もいる。
私達はかなり騒がしく、お店でも目立っていたんだと思う。
「あ、やっぱり美織だ」
お会計に並ぶスーツ姿のグループの一人が私に声をかけた。
「えっ、 裕司?」
目の前に裕司がニコニコして立っていた。
「偶然だな〜って言っても、このへん居酒屋少ないしここが一番安くて美味いもんな」
偶然と言えば偶然だけど、裕司の言うとおり私達の会社の付近は飲食店が少ないから、行くお店がかぶってもさほど不思議ではなかった。
「あぁ、うん。そうだね」
隣に座る葉月君が裕司にちらりと視線を向けたのがわかった。
当たり前だけど、裕司は葉月君のことなど気にも止めずに話を続けた。
「そーだ、飯行く話なんだけど、来週の金曜か土曜はどうかな!? また近くなったら電話するから、考えといて」
それだけ言うと裕司は同僚と一緒に店を出て行った。
「なに、なに? 今の人、美織ちゃんの彼氏?」
酔っ払った佐藤さんがここぞとばかりに絡んでくる。
「や、違いますよ」
私は曖昧な笑みを浮かべて、否定する。
「え〜、いい感じに見えたけどなぁ」
しつこく続く佐藤さんの追及を、ひたすら笑ってごまかす。
葉月君の視線を感じたけど、私はなぜだか彼の顔を見れなかった。
「えぇ〜、美織ちゃん二次会行かないの?今日の主役なのに」
「すみません、ちょっと飲み過ぎたみたいで・・」
編集長のお誘いを丁重にお断りする。
既に終電ギリギリの時間だから、断っても失礼じゃないはず。
お酒はビールから焼酎にかわり、酔っ払いがどんどん増えていった。
日頃の疲れがたたって、眠りこけてる人もいる。
私達はかなり騒がしく、お店でも目立っていたんだと思う。
「あ、やっぱり美織だ」
お会計に並ぶスーツ姿のグループの一人が私に声をかけた。
「えっ、 裕司?」
目の前に裕司がニコニコして立っていた。
「偶然だな〜って言っても、このへん居酒屋少ないしここが一番安くて美味いもんな」
偶然と言えば偶然だけど、裕司の言うとおり私達の会社の付近は飲食店が少ないから、行くお店がかぶってもさほど不思議ではなかった。
「あぁ、うん。そうだね」
隣に座る葉月君が裕司にちらりと視線を向けたのがわかった。
当たり前だけど、裕司は葉月君のことなど気にも止めずに話を続けた。
「そーだ、飯行く話なんだけど、来週の金曜か土曜はどうかな!? また近くなったら電話するから、考えといて」
それだけ言うと裕司は同僚と一緒に店を出て行った。
「なに、なに? 今の人、美織ちゃんの彼氏?」
酔っ払った佐藤さんがここぞとばかりに絡んでくる。
「や、違いますよ」
私は曖昧な笑みを浮かべて、否定する。
「え〜、いい感じに見えたけどなぁ」
しつこく続く佐藤さんの追及を、ひたすら笑ってごまかす。
葉月君の視線を感じたけど、私はなぜだか彼の顔を見れなかった。
「えぇ〜、美織ちゃん二次会行かないの?今日の主役なのに」
「すみません、ちょっと飲み過ぎたみたいで・・」
編集長のお誘いを丁重にお断りする。
既に終電ギリギリの時間だから、断っても失礼じゃないはず。