恋に目覚めたシンデレラ
「葵様、必ず西園寺様に連絡をお願いします。くどくてすみません。でもこれだけは葵様に守って貰わないと……必ず伝えるようにと西園寺様から言い遣っているので……」
「終わったら滉さんにちゃんと連絡するから心配しないで」
三枝さんはほっとしたように一息つくと車を発進させ来た道を戻っていった。
車を見送ったあと周りを見回すとまだ矢嶋くんは来てない。
待っていればそのうち来るだろと邪魔にならない場所に移動しようとしたら後ろから声が聞こえて振り向くと矢嶋くんがいた。
「今日も高級車で来たのか、お前はどこぞのセレブか?」
「どうせ似合わないって言うんでしょ?」
「まぁな。そろそろ中に入るか」
「そうだね」
軽くため息をつき矢嶋くんのあとから中に入っていった。
「皆が来たら先に会費集めるからな。
そうだ!一人、急に出れなくなったって連絡来たんだけど」
「えっ、そうなの?消しとかないと、誰?」
用紙に書いてある名前にボールペンで線を入れ消した。