恋に目覚めたシンデレラ
「来たときと違って、さっぱりしたような顔をしてますね。解決して良かったです」
「沙織ちゃん、ありがとう」
「私は何もしてませんよ」
「沙織ちゃんが話しを聞いてくれたから自分の気持ちも整理できたし滉さんに不安に思っていることを話してみようと思えたんだよ。沙織ちゃんありがとう」
「なんか照れますね。西園寺さんと話せて良かったですね」
このあと沙織がバスルームから出てきてからも暫く話し込んでしまい寝たのはかなり遅い時間。
翌日の12時半頃に沙織の家を出て西園寺家に戻ったのは1時になる少し前でそれから時間の経つのは早かった。
気が付けば4時になっていた。それから直ぐに支度をして五時半頃飲み会の場所に着くように三枝に送って貰った。
「三枝さんありがとう」
車から降りようとすると呼び止められた。
「帰りは西園寺様に連絡をしてください。いつでも繋がるようにしてあるそうです。遅くなっても構わないからと、必ずお願いします」
三枝は葵が車から降りるともう一度念をおすようにさっきの言葉を繰り返す。
いつもより心配そうな声に聞こえた。