恋に目覚めたシンデレラ
昨夜、抱かれた後、先にシャワーを済ませた滉に浴室に連れて行かれた。
自分の服を置いて来たのを思い出したのはシャワーが済んでから。
いつもの場所に余分に用意されているバスタオルをとって体に巻きつけてから困ったなと思った。
今さらかもしれないけどこの姿で滉さんの部屋に行くのは恥ずかしい。
「どうしよう……」
洗面室でタオルを巻いたまま突っ立っていたらいきなり扉が開いた。
驚くまもなく今度は部屋に連れていかれ下ろされたのはさっきまでいたベッドの上。
服を着たら部屋に戻ろうとベッドから片足を出したところで滉の腕が巻き付いてベッドの上に逆戻り。
「どこに行くんですか?」
「部屋に戻ろうかと……」
「それは無理です」
「でも、朝になれば小野寺さんが来るしここにはいられません」
「部屋には戻さない……」
葵はベッドの中に引きずり込まれて滉の腕にがっちりと拘束された。
暫くは部屋に戻れそうにない。