恋に目覚めたシンデレラ

「先に帰りますねお疲れ様でした」

「お疲れ」

制服から私服に着替えて私も帰ろう。

アパートに着きドアを開けた時、いつもと違う異変を感じ玄関から1歩中に入って足を止めた。

いつもゴミ出しとかちょっと外へ出掛ける時に使うサンダルがない。
いちいち片付けるのは面倒で置きっぱなしにしてあったのに。

中に進むと更に違和感を感じた。

「……えっ……。な、無いっ!!ウソ……」


部屋の中のものが備え付けの家具、それに洗濯機、冷蔵庫等の電化製品だけを残し、リビィングに置いて置いた小さい丸テーブルや本やCD、DVDを収納していたカラーボックスもない。


備え付けのクローゼットの洋服ダンスの中は空っぽで洋服が一枚もない。


「何、これ……どろぼう……?」


でも何で可愛いげのないあんな、ぼろサンダルまで……

そうだ!警察に……。

の前にとにかく管理人さんに話そう……。
急いで管理人室に行きドアを叩いた。


< 21 / 202 >

この作品をシェア

pagetop