夢を見るボクら



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あれから月日は流れ、梅雨の時期に差しかかっていた。



「雨やんでくんねーのかな」

椅子に座って足をプラプラさせる竜。


私たちは今日も輝の家に集まっていた。

賢たちは喧嘩も最初より随分強くなったし、私も看護のある程度の知識もついた。



“継続は力なり”

まさしくその言葉がピッタリなほど私たちは著しい成長を遂げていた。

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