愛しすぎて。


「どこにあったかなぁ…あっ、あそこだ。」


ゴソゴソと本棚をあさり、取り出してきた中学の卒業アルバム。


亜由紗は嫌がらないんだ。

よかった…。



「見てもいいの」



「いいよ♪」


了承を得て、ページを開く。


無意味に載ってる学校の写真や校歌。


俺にとってはそんなの関係ねぇ!だし。


飛ばしてペラペラとページをめくっていると



「私が何組か当ててみて」

なんて言うから


亜由紗のその言葉に1組から順に女の子をじっくりと見ていった。


1組…いない。


2組…いない。


3組…あっ!


見つけた!!



「みっけ☆3組だろ」


勝ち誇った顔をして、亜由紗に言う。



「正解!間違えたりしないって事は顔変わってないのかなぁ…。
私って中学生みたい」



そういうわけじゃなくて



「確かに今よりも少し幼い顔をしてるけど、元々が周りよりも大人っぽいし、今が中学生に見えるわけないじゃん!むしろ大学生っぽいよ。」


笑った顔が俺のドストライクだからすぐわかる―――――事は秘密にしておこう…。





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