囚われのサンドリヨン ~御曹司様のご寵愛~【番外編を追加しました】
『四葉のクセに。俺に“待った”をかけるなんて、いい度胸だ。
ホテルに戻ったら覚えとけ』

病院からの帰りに散々脅された私は、戦々恐々としていたが……

彼はホテルに着くなり、パタリと横になって、そのまま死んだように眠ってしまった。

疲れてたのに、悪いことしたかな。

でもその顔は、重圧から解放されたように安らかだ。


これで……きっと良かったんだ。

自己満足に浸った私が、彼にそっと添い臥すと、無意識に彼もピタリとくっついてきた。

帰ったらきっと、色んな事が待っている。


今のシアワセに留まっていられる魔法なんて、ないものだろうか……
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