囚われのサンドリヨン ~御曹司様のご寵愛~【番外編を追加しました】
「で?半人前にもならないヒヨコ以下のタマゴが、ナマイキにも『辞表』なんて出してきた理由はなんだ」
うぐっ、いきなりキツい。
無駄のキライな藤城課長は、単刀直入に本題に入ってきた。
まるでゴミを見るかのような鋭く冷たい眼光に、一遍の情さえ感じられない。
只でさえ説明しにくい事情を抱えた私は、ヘビに睨まれたカエルちゃんのようにカッチンコッチンに固まってしまった。
喉はカラカラ、ヒリついて上手く喋れそうにもない。
黙りこくっている私に、とうとう彼がシビレを切らした。
「おい、何とか言ったらどうなんだ。
俺が貴重な時間を割いてやってるって言うのに。無駄な時間は……お、おい⁉」
こ、コワイ!
とにかくノドに潤いを‼
追い詰められた私は、コップにナミナミと注がれたソレを一気にグイッと飲み干した。
「だだ、大丈夫か四葉、ソレは……」
藤城課長が慌てている。
「うぃ~~」
ずいっと腕で口を拭うと、急速に景色がヘニャヘニャに歪み、何だか目が回り出す。
「あ、あり……カチョー?」
「お前…」
タガが外れた。
「ぶぅわーーーーーん、カッチョー‼‼」
「四葉⁉」
うぐっ、いきなりキツい。
無駄のキライな藤城課長は、単刀直入に本題に入ってきた。
まるでゴミを見るかのような鋭く冷たい眼光に、一遍の情さえ感じられない。
只でさえ説明しにくい事情を抱えた私は、ヘビに睨まれたカエルちゃんのようにカッチンコッチンに固まってしまった。
喉はカラカラ、ヒリついて上手く喋れそうにもない。
黙りこくっている私に、とうとう彼がシビレを切らした。
「おい、何とか言ったらどうなんだ。
俺が貴重な時間を割いてやってるって言うのに。無駄な時間は……お、おい⁉」
こ、コワイ!
とにかくノドに潤いを‼
追い詰められた私は、コップにナミナミと注がれたソレを一気にグイッと飲み干した。
「だだ、大丈夫か四葉、ソレは……」
藤城課長が慌てている。
「うぃ~~」
ずいっと腕で口を拭うと、急速に景色がヘニャヘニャに歪み、何だか目が回り出す。
「あ、あり……カチョー?」
「お前…」
タガが外れた。
「ぶぅわーーーーーん、カッチョー‼‼」
「四葉⁉」