囚われのサンドリヨン ~御曹司様のご寵愛~【番外編を追加しました】
「…最低限しか見ていないから、心配するな」
少し頬を赤らめて、藤城課長はあからさまに目を逸らす。

「サイテイゲンは、カチョーも見られたんデスヨネ……」

「いいじゃない?僕だって見られた訳だしさ、おあいこってコトで……」

「だから、黙っとけ!」

振り向いて一喝。

「………」

「お、落ち着け四葉、カタコトになってるぞ。大体な、オマエのなんか見ても別にウレシクもなんともない……」

「僕は嬉しい…」
「ウルサイ‼」
 
見られた……カチョーと、初対面のその弟に。

しかもオールヌード。


「あの………着替えるんで、出ていって貰えますか?」

あまりのショックに急速に頭が冷えていった私は、何やら争っている2人に語りかけた。

「え、何?」
「何だって?」

「も~~‼ハヤクここから出てって下さ~~いっ‼」

剣幕に驚き、2人はバタバタとその場を立ち去った……
 
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