囚われのサンドリヨン ~御曹司様のご寵愛~【番外編を追加しました】
食堂のテーブルに足を上げ、だらしなく椅子に背を凭れさせたショウマ様。
対する藤城課長は、背筋を伸ばして立っている。
「…何を企んでいる?」
ショウマは大袈裟な溜め息を吐いた。
「あのさ~あ?
2年ぶりに帰ってきた弟に、イキナリそれはないでしょ。
ここは涙ながらに杯を交わすトコロ…」
「軽口は結構だ、質問に答えろ」
ピシャリと切り捨てる。
「………」
ショウマの顔から笑みが消えた。
「別に何も企んでない。
兄さんの地位を脅かすような事は、何もしてないよ。
忘れたの?……2年前にもう決まってるし、
それに」
彼はのんびりとテーブルから足を降ろし、席を立つ。
「兄さんみたいに、あの父親の言いなりになってまで、後釜に座りたいとは……
死んでも思ってないからさ」
吐き捨てるように言うと、立ち尽くす兄に背を向けて、扉に向かって歩きだす。
対する藤城課長は、背筋を伸ばして立っている。
「…何を企んでいる?」
ショウマは大袈裟な溜め息を吐いた。
「あのさ~あ?
2年ぶりに帰ってきた弟に、イキナリそれはないでしょ。
ここは涙ながらに杯を交わすトコロ…」
「軽口は結構だ、質問に答えろ」
ピシャリと切り捨てる。
「………」
ショウマの顔から笑みが消えた。
「別に何も企んでない。
兄さんの地位を脅かすような事は、何もしてないよ。
忘れたの?……2年前にもう決まってるし、
それに」
彼はのんびりとテーブルから足を降ろし、席を立つ。
「兄さんみたいに、あの父親の言いなりになってまで、後釜に座りたいとは……
死んでも思ってないからさ」
吐き捨てるように言うと、立ち尽くす兄に背を向けて、扉に向かって歩きだす。