特攻隊の君と未来の私
「修学旅行、九州とかまじかよ」

「私、ディズニーがよかったー」

「それな。」






私、成瀬翼は親友の川井梓と鈴木凛は修学旅行に文句をつけていた。



私たちは、女子のスクールカーストで言うと1軍だ。






梓は茶髪でとても可愛い。そして思った事をすぐに言ってしまう。

凛はまつ毛が長くて目が大きい。見た目はギャルだが、リーダーシップはある。





2人とも可愛くてクラスの1軍としては納得できる。


じゃ、私は何で?
可愛くないし、リーダーシップもない。
ただこの2人と仲がいいだけ。




私がそう考えている間に梓と凛の文句はヒートアップしていく。






「ちょっと!あんたたち、うるさいんだけど!!!」


あ、学級委員の小森菜月さん。


「文句聞いてるこっちの方がイライラするんだけど?」






「は?お前に話しかけてないからいいじゃん」

「わかるー。ちょーうざいよ?あんた」

「ねぇ、翼もそー思わない?」




「う、うん。そうだね。」
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