特攻隊の君と未来の私
日直は黒板を消さなければならない。


近藤ってば筆圧濃すぎて消しにくい。



「もー!イライラする!」



すると誰かが私の横に来て、一緒に消し始めてくれた。


小森さんだ。






「ごめんね・・・。私と日直なんて。」




私は、小森さんの言葉を無視した。


話している所を見つかると凛と梓に何か言われるから。





こっちこそごめんね。

私は心の中で謝った。










そして、放課後



日記は今日の窓締めと机の整頓して教室の鍵を閉めるまで終わらない。








小森さんは黙々とみんなの机を整頓している。



うん!今なら言える!!



「あっあの!!小森さん!!」


「・・・なに?」





小森さんは一瞬ビックリしたが、気を取り直して言ってくれた。




「ごめんなさい。私、勇気ないから小森さんのこと助けられない。」

「そんなこと・・・、別にいいよ。」


「小森さんって強いね。
死にたくないの?」



「死にたいよ。あんた達のせいだよ!!!
この腕を見ろ!!」



小森さんは制服の右袖を乱暴にあげて私に見せた。



「リ・・・スカ・・・」

「私はがどこまで追いつめられていたか知ってる?まぁ知らないよね。
だってあんたはいつもヘラヘラ笑って私のこと見てた!!!

あんたは私に何もしてこなかった。
ただ、横で笑ってるだけ!!そーゆーのが1番タチが悪い!!
もう限界だよ・・・

助ける?ふざけないで。

同情なんかで助けられたくない。

私は勇気がなくてないから死ねない。

本当は最高に死にたいよ!!!」






ダメ・・・。だめ!!


「小森さんが死んだら小森さんのお父さんとお母さんが傷つくから!!」
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