叶わない恋
翌日、仕方なく学校へ行った。冷たい風かよく当たる朝の道。正面から誰かが走ってくるのが見えた。彼女だった。私のところに来た彼女は泣いていた。
「彼が刺されたの…。ギリギリの状態で見つかってまだ意識が回復してないの。もう目覚めないかも知れないって…」
私は頭が真っ白になった。
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