噂の年下男
「アンタは何にするんだ?」
その言葉に、
「アンタ?」
やっぱり食いつくあたし。
そして、ピンヒールで足を踏んでやる。
優弥は顔を歪め、
「べっ……紅様」
苦しそうに吐いた。
そんな苦しい優弥の顔すら、いつもと違っていて。
あたしは思わず視線を逸らしていた。
「あたしはね……あの、いちごアイスにする!」
「そうか……」
そう言って、優弥はすごく優しい顔であたしを見た。
優弥、こんな顔するんだ。
口をへの字に曲げているところしか見たことがないのに。
優弥から目が離せなくなる。
そして、胸が熱くなった。
「蒼と一緒だな」
愛しそうに目を細める優弥。
胸が破裂しそう。
もう、駄目だ。
今日の優弥、全てがおかしい。
どうなってるの!?