噂の年下男
このままではいけない。
完全に優弥のペースだ。
ここは一回リセットして、気持ちを切り替えないと!
あたしは優弥から目を離し、深呼吸した時……
「え!?嘘?」
さっきまで優弥を見て笑っていた女子たちが、目を丸くして優弥を見ている。
その様子を見て、あたしはすぐに察した。
この人たち、ようやく気付いたんだ。
優弥が艶ということに。
「マジ?
意外にカッコよくない?」
意外にって何?
鋭いところ突いてくるじゃん、彼女たち。
確かに優弥はイケメンではないし、いつもは派手で趣味が悪い。
優弥は無視を決めつけているようで、彼女たちに背を向けた。