噂の年下男
大袈裟な。
捻っただけなのに。
しかも、優弥が悪い訳じゃないじゃん。
それでも、
「そうよ?あんたが悪いのよ」
性格の悪いあたしは、優弥に意地悪してやる。
「あたしに這いつくばって、許してと懇願しな」
「……ハイ」
やけに素直な優弥。
あたしを捻挫させたことに、そこまで罪悪感を感じているのか。
いつもは俺様で、あたしの言うことなんて何も聞かないのに。
だけど今日の優弥は、全てがおかしい。
かっこいいし、優しい顔をするし……
なんだか普通の男みたい。
このままじゃ、あたしが負けるかもしれない。
今日、優弥との距離がぐんと縮まった。