塩系男子の恋愛事情
華奢なその指に、あたしの心臓がドキッと鳴った。

「もう本気を出していいんだな?」

確認するように聞いてきた小笠原くんに、
「うん…」

あたしは首を縦に振ってうなずいた。

「意味、わかって返事しているんだろうな?

ヘタしたら止められない可能性だってあるんだぞ?

場合によっては愛菜を壊して…」

「潮くんにだったら壊されてもいいよ」

そう言ったあたしに、小笠原くんの顔が近づいてきた。

「覚悟しろよ?

半年間も愛菜のことを大切にするために我慢していたんだからな」

「うん」

そっと目を閉じたあたしの唇に、小笠原くんの唇が触れた。
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