明桜歴代番長四代目 悲しき愛の少年
猛「兄ちゃんな、皆んなに言うことがある。」

真子「なに?彼女できたとか?そいつ殺すよ?」

真剣に話しているのに最愛の妹ときたら。全く可愛い奴め。
なんて思いながらも姿勢を正して言う。

猛「俺な、当分家を留守にする。
要は帰ってこない訳なんだが、その理由はというと」

静「言わなくていいわ、だいたい分かる。でもね、考え直してはくれないかしら?貴方の考えでは学園に泊まり、大阪を手に入れるまではこの家に被害を出さないつもりでしょうけど、そんな事はもう良いの。猛が無事に帰ってくる、真子も私も今のまま幸せでいられる。それで充分なの、いらないの、大阪の全てなんて。」

半泣き状態で言う姉を鋭い目で見て言った。

猛「俺は命を捨てる覚悟を決めた。ずっと姉ちゃんと真子、彩にだって学園の仲間にだってずっと続く幸せを提供したい。それが俺の幸せだ。だから今回は絶対に死なないし、絶対に無事で帰ってくる。だから理解してくれ。」

落ち着いた目で言う猛を涙目で真子は見ていた。
皆んなが見ている四代目の裏側は、残酷で冷酷な世界で生きてきた、そして闇に向かってまっすぐ進む、悲しい運命をたどるただの少年なのだ。

真子「お兄ちゃん、絶対無事で帰ってきてね。お兄ちゃんが無事なら真子も協力するから。」

猛「ありがとう。じゃあ明日からはなるべく危険な場所にはいかず、人通りの多い場所を通って迅速に帰宅してくれ。」

明日から明桜歴代番長四代目の、明桜紳士の「大阪強奪計画」が実行に移される。
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